ゲンロン総会は、ゲンロン友の会会員や関係者が年に1回集まり、トーク、展示、会員の出店や関係者同士の交流を楽しむイベントです。今回の出店ブース一覧はこちらから確認できます。
ゲンロンは、2010年に批評家の東浩紀さんが中心となって設立された会社であり、その中で配信サービスとして展開されているのが「シラス」です。
「シラス」は、ゲンロンが中心となって運営されている、観客と配信者をつなぐ放送プラットフォームです。従来の放送サービスとは異なり、すべてのコンテンツが有料で提供され、購読料金を通して配信者を支援する仕組みが特徴で、私たち glucose はその開発・保守を担当しています。
今回、我々はシラス開発チームとしてゲンロン総会にブースを出展し、シラスの新機能アンケートや字幕再生機能のデモンストレーションを行いました。
なぜ参加したのか
私たちは普段、ユーザーの皆さまと直接交流する機会がありません。そのため、ゲンロン総会のマーケットは実際にシラスのユーザーさんと直接触れ合い、リアルな意見や感想をいただける貴重なチャンスだと感じて参加しました。
当日の様子
オープンと同時にたくさんの方で賑わっていました。私たちの glucose ブースにも、開場直後から多くの方が足を運んでくださり、終始盛り上がっていました。
私はゲンロン総会初参加だったこともあり、最初は少し緊張していましたが、会場の雰囲気のおかげで、すぐに楽しく参加することができました。

glucose のブースについて
1. 字幕再生のデモンストレーション
今回新たに開発中の字幕再生機能を紹介しました。実際に総会で配信されているライブ映像に字幕をリアルタイムで重ね、来場者の皆さんに体験していただきました。
デモを体験した方からは「日本語の字幕の精度が高い」「字幕があれば倍速再生でもちゃんと追える」といった嬉しい声をいただきました。

2. シラスの新機能アンケート
新機能に関するアンケートをポストイット形式で実施しました。たくさんの方がアイデアや意見を寄せてくださり、ブースのアンケート用紙がカラフルな付箋で埋まりました。
「再生リスト機能がほしい」「どこまで視聴したか一目で分かるようにしてほしい」といった新機能への要望のほか、「アプリの文字サイズを変更するとUIが崩れてしまう」といった具体的な改善点のご指摘もあり、多岐に渡る意見を聞くことができました。

ユーザーの方々との交流を通じて感じたこと
今回、実際にユーザーの方々と直接触れ合うことで、開発チームとして大きな刺激を受けました。普段の業務では、バグ調査や優先度の高いタスクの対応で精一杯になりがちで、ユーザーの方々がどう感じているかまで考える機会が少なかったのですが、実際に会話する中で「シラスはこうやって使われているんだな」「だからこんな機能が求められているんだな」といったことが見えてきて、リアルな課題感が伝わりました。
終わりに
glucose のブースに立ち寄ってくださった皆様、本当にありがとうございました。お寄せいただいた貴重なご意見はチームでしっかり検討し、今後の開発に活かしていきます。
またユーザーの方々との交流が取れる機会があれば行いたいと感じました。
参加者としてもゲンロン総会をとても楽しませていただきました。友の会の会員さん同士が作り上げた作品の説明を直接聞けたことも大変興味深く、刺激的な時間でした。
来年もまたぜひ参加したいと思います!